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訳 者 後 記



フィリップ先生は、中学1年と高校1年のときの英語の担任でした。 ロザリオ会(聖書研究会)の顧問もされており、夏にはよく霧島のハイキングに連れていってくださいました。 大学時代は、先生が住んでおられた日野修道院の隣にあった東京学生寮に入っておりましたので、そこでもたくさんのことを教わりました。 最近(2年ほど前まで)は、「ラ・サール 山の家」の名前で親しまれた、長野県茅野市御狩野(みかりの)のラ・サール・ロッジに家族で出かけておりました。 先生とハイキングしたり温泉につかったり、大勢でとる夕食が楽しみでした。 ロッジが先生の生き甲斐であり、宣教の舞台でした。 ロッジが売りに出されるという話をされたときの先生の表情はとても残念そうで、私の頭のなかも真っ白になりました。 諸般の事情でロッジがなくなったのは、先生にはとてもお気の毒で我々も残念でした。 でも、フィリップ先生のロッジでの活動、教え子や友人一人ひとりとの深い交友の意義を認めて、30年もの長い間フィリップ先生の活動を支援してこられたラ・サール会の先生方には感謝しております。 おかげでフィリップ先生の温かいお人柄に触れ、多くのことを学ぶことができました。

生来怠け者で、このようなことでもないとフランス語の勉強をしない 、フランス語の専門家でもない小生がなんとかこの伝記の翻訳の完成にこぎつけることができたのは、内容の素晴らしさもさることながら、著者モーリス先生が、翻訳に当たっての小生の細かい質問に親切に答えてくださったからです。 大友先生には、訳文をチェックしていただきました。 また、ホルヘ管区長、マーク先生ほか、ラ・サール会の先生方からも励ましのお言葉をいただきました。 感謝申しあげます。 私の力不足から、原文の格調の高さ、著者の深い信仰と思索、強い兄弟愛を忠実に反映できなかったかも知れません。 おおまかな内容を酌んでいただければ幸いです。 鹿児島19期の隈部敏郎さんには、訳文を読みやすくしていただきました。 同じく鹿児島19期の鶴田陽和さんには、ウェブ掲載の実現にご尽力いただきました。 お二人に感謝申しあげます。


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    Brother Maurice Lapointe
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できれば、英語かフランス語でお願いいたします。その際、小生にも同報いただければありがたいです。 日本語で、という方は、一旦小生にお送りください。 少しお時間をいただくことになりますが、訳してモーリス先生に必ずお届けします。

2006年8月7日
嶋田 道也(鹿児島20期、東京学生寮14期)
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