サン・シュルピス教会(パリ)の聖ラ・サール像
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体力があるうちにと思い、2006年11月、夫婦でスペインとフランスに行って きました。『ダ・ビンチ・コードの旅』と言っても過言ではありません。 フランスでは、ダ・ビンチ・コードの子午線(ローズライン)(実際は 日時計 とのこと)を見るために、パリ市内のサン・シュルピス教会を訪れました。 同教会には、驚いたことに、聖ラ・サールの大きな像がありました。 石井恭一先生著「丘を下っていった人−聖ラ・サールの生涯」を読んで いたので、サン・シュルピス教区は、若き日のラ・サールが学んだ神学校が あった場所であり、ラ・サールがランスではじめた無報酬初等学校のパリに おける第一校があった場所であることは、知っていました。 しかし、サン・シュルピス教会に聖ラ・サール像があることは知りません でしたので、とても驚きました。 教会の正面から入ってすぐ右に、いくつかの大きなコーナーがあり、 一つ目のキリスト像に続き、二つ目のコーナーに聖ラ・サールの像が ありました。 二人の児童に本を読んでいるところのようでした。 三つ目は聖ジャンヌ・ダルクの像だったように思います。 ちなみに、ダ・ビンチ・コードの「ローズライン」は、左手の奥にありました。 アメリカ人の観光客がローズラインで写真を撮っていました。 日本人は、私たち二人だけでした。 サン・シュルピス教会は、パリのセーヌ左岸地区の中央にありますから、 すぐわかると思いますが、地下鉄でサン・シュルピス駅を降りるとすぐです。 パリに行く機会がありましたら、みなさん、ぜひ訪れるとよいと思います。 石井先生の「丘を下っていった人」を読んで行かれることをお勧めします。 パリには、ド・ラ・サール通りがあることもわかります。 それにしても、東洋の片隅に私のような教え子がいて、21世紀に訪ねてくる ことなど、聖ラ・サールは想像もしなかったのではないでしょうか？ (鹿児島19期 西 修一郎) |
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Saint Jean-Baptiste de La Salle Fondateur des Freres des Ecoles Chretiennes 聖ジャン・バチスト・ド・ラ・サール キリスト教学校修道会(ラ・サール会)の創立者 |
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Jean-Baptiste de La Salle, createur de l'enseignement populaire en France, naquit a Reims en 1651 et fut ordonne pretre en 1678. Emu de pitie a la vue de l’ignorance du peuple, il concut le projet de former des maitres pour elever les enfants, les pauvres surtout, dans la pratique de la religion et les instuire des premiers elements du savoir. A travers d'innombrables contradictions et apres avoir distribue tous ses biens aux pauvres, il fonda l'Institut des Freres des Ecoles Chretiennes. Charge de merites il mourut a Rouen en 1719. Il a ete canonise par le Pape Leon XIII en 1900. フランスにおいて一般家庭の子弟への教育を創始したジャン・バチスト・ ド・ラ・サールは、1651年にランスで生まれ、1678年に司祭に叙階された。 無学な民衆を目の当たりにして心を動かされ、カトリックの教えの実践の 一環として、子どもたち、特に貧困家庭の子どもたちに基本的な知識を授 けるため、教師たちを養成する事業を興すことを決心した。全財産を貧し い人たちに分け与えた後、数え切れないほど多くの反対者を説得して、キ リスト教学校修道会(ラ・サール会)を設立した。数々の功徳を積んだ後、 1719年にルーアンで帰天。1900年に教皇レオン13世によって列聖された。 |
函館校中庭の聖ラ・サール像
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※以下の方々に感謝申し上げます。
監修をされた隈部敏郎(鹿19期)さん
html化の作業をされた鶴田陽和(鹿19期)さん、和田豊郁(鹿26期)さん
仏語翻訳にご尽力いただいた嶋田道也(鹿20期)さん
貴重なご意見をいただいた柴田重徳(鹿13期)さん
最後の写真を送っていただいた谷山啓一(鹿12期)さん
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